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16年ぶりに海外の動物園のクロサイが日本へ

ドイツのベルリン動物園のクロサイ、
アキリAkili が、6月4日に
横浜のズーラシアにやってくる。

参照記事 :
ズーラシアのプレスリリース
「クロサイが来園します。」


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(写真:上記プレスリリースより)


アキリは、2012年8月6日ベルリン動物園生まれの
2才9ヶ月のメス。

ズーラシアには、今年1月に名古屋の東山動物園から
移動してきたオスのクロサイ(19才)、ニルが
飼育されている。

将来、ニルとアキリのあいだで繁殖が期待されるが、
クロサイのメスが性成熟するのは6才くらいなので、
待望の赤ちゃん誕生には少なくともあと4年くらいは
待たなくてはならないだろう。


アキリは、1999年にハワイのホノルル動物園から
広島の安佐動物園に来たヘイルストーン(♂)以来、
16年ぶりに外国の動物園から来ることになるクロサイだ。


ヘイルストーンは、日本で6頭の子をもうけて、
日本のクロサイに新しい血統をもたらすことに
貢献している。

ヘイルストーンの子であるアディ♀、ロック♂、そして
ココ♀の3頭は安佐動物園から中国・広州のサファリパークに
移動したが、クラッグ♂、ストーム♂、ユキ♀は国内で
飼育されている。

言うまでもなく、アキリも将来、
ヘイルストーンのように、日本のクロサイへの
新しい血統の導入に貢献してくれることが
期待されている。


アキリを含めると、日本で飼育されているクロサイは
11園で合計21頭(♂10, ♀11)。

○内訳 :

八木山     アース♂
かみね     メトロ♂   マキ♀
上野      マロ♂   アルゴ♀
金沢      ロン♂   ローラ♀
ズーラシア   ニル♂   アキリ♀
東山            アイ♀
天王寺     トミー♂

和歌山
アドベンチャーランド 
クラッグ♂ ミミカ♀

安佐   ヘイルストーン♂ ハナ♀ サキ♀ ユキ♀ 
とべ  ストーム♂ ライ♂ クー♀
平川            サニー♀



ドイツの動物園で飼育されているクロサイは
アキリを除くと、6園で計21頭(♂8、♀13)、
偶然ながら日本と同じ数だ。

そのなかでも、アキリが生まれたベルリン動物園は
現在アキリを含めて計8頭(♂3、♀5)、
ドイツの動物園では最多のクロサイを飼育している。

人工飼育のホッキョクグマとして有名なクヌートが
いたのもこのベルリン動物園だ。


尚、6月14日には、アキリ来日を記念した
クロサイについての講演会が開催される。
(上記参照記事に詳細あり)













by sainomimy | 2015-05-30 01:11 | ヨーロッパの動物園 | Comments(0)