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ベルギーとチェコの動物園で
角を目的としたサイ殺害事件の
防止策としてサイの角をカット。



3月6日の夜間、フランスのパリ郊外の Thoiry トワリー動物園に
何者かが侵入し、シロサイ1頭を殺害して角を持ち去った。
この世界初の動物園でのサイ殺害事件は、サイ飼育をする
世界中の動物園に大きな衝撃を与えた。

そこには、サイの角の密売価格が。金(ゴールド)やダイヤモンド、
コカインなどよりも高く、場合によっては1kgあたり日本円で
1000万円にものぼる超高値でブラックマーケットで
売られているという背景がある。

サイの角を買うのは主にベトナム人や中国人で
彼らはサイの角は万能薬という迷信を信じている。
しかし、実際にはサイの角に薬効成分はまったくない。


事件から約1ヶ月になるが、残念ながら犯人は
まだ逮捕されていない。

ブログ内参照記事 :
「フランスの動物園のシロサイが密猟され死亡」
http://sainomimy.exblog.JP.25614591
(2017.03.17)


この事件を受けてベルギーでは、フランスとの国境に
近いところにあるPairi Daiza ぺリ・デザ動物公園
(トワリー動物園から約300km以内の距離)が
3月11日、サイの角をカットすることを決定した。
同動物園では、大人のサイ3頭と1才になったばかりの
子どものシロサイを飼育している。

ぺリ・デザ動物公園では、昨年3月22日、ベルギーの空港と
地下鉄の駅での連続テロが起きた日に、シロサイの子が誕生。
「希望」を意味するSethemba vasta と名付けられた。
今回の措置で、お母さん Elenore の角はカットされた。。

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(C):AFP


ぺリ・デザ動物公園動としても今回の措置は辛い決断であり、
公式Facebook で、園内でサイが密猟されることのリスクを
なくすために必要な手段で、生息地のアフリカでも実施されている
こと、角はまた切ってもまた伸びること、と説明している。



角をカットすることを決定したもうひとつの動物園は
古くからサイ飼育で名高いチェコのDvur Kralove
ドブール・クラーロベ動物園


現在、 ドブール・クラーロベ動物園では
シロサイとクロサイを合わせて21頭を飼育しており、
3頭の子サイを除く18頭のサイの角がカットされる。
やはりそれだけ多数のサイを飼育していると、
狙われる可能性も高いと考えたのだろう。

麻酔後に角を切り落とされる
ドブール・クラーロベ動物園のシロサイ。
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(C):SIMONA JIRIOKOVA/AP

ドブール・クラロベ動物園は、
密猟と生息地破壊のため絶滅寸前のキタシロサイの
繁殖実績をもつ世界唯一の動物園で、
2009年には3頭のキタシロサイを生息地
アフリカの環境で繁殖を目指すために
ケニヤの The Olperata Reserve に送っている。

残念ながら、ケニヤでの繁殖は実現せず、
結果的には、この3頭が地球最後のキタシロサイと
なってしまった。


ブログ内参照記事 :
「チェコの動物園のキタシロサイ死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/23502346
(2015.08.01)


サイはそのシンボルのような角が切り落とされると、
外見的には間が抜けてしまうが、急に頭部が軽く
なったりすることを、サイ自身はどう感じるのだろうか?

Save the Rhino (ロンドンに拠点をおくサイ保護団体)の
スポークスマンによると、サイの角は、自分のテリトリーを
守るため、子どもを他のサイや捕食者から守るために
使われるという。サイの角を切ることで、死に至るような
激しいサイ同士の争いが減るという事実もあるそうだ。


動物の姿を正しく示すことが動物園の使命であり
角を切ることは動物園の苦渋の選択であったと
思われる。また、同時に、麻酔のリスクも伴うにも拘わらず
角を切るという園内密猟対策は、飼育動物の安全を
守るべき動物園の怠慢であると、いう動物保護の立場からの
批判的見方もある。

今のところ、ベルギーとチェコの2園に続いて
角を切るというニュースは見当たらないが、
サイ飼育をしている個々の動物園も
色々と考えているのだろう。
角を切るか?侵入者の防止対策の強化か?
どちらもするべきか?


これまで動物園の警備は、動物の脱走対策に
重きがおかれていると思われるが、
何があっても自由に逃げることのできない動物たちを
侵入者から守る対策も万全にしてもらいたい。
やはりそれは、自分たちの都合で動物を閉じ込めている
私たち人間が果たすべき責任であろう。


参照記事 :

1.Trafiquants: Pairi Daiza raccourcit les cornes de ses rhinocéros
2.Czech zoo to remove horns of 18 white rhinos following French attack

3.Czech zoo cuts off horns to protect rhinos after France attack

5.Environmentalist oppose rhino dehorning as a means of protection


参照記事3より原文一部引用 :
”A Czech zoo has said it will use a chainsaw to remove the horns from its herd of rare rhinos after a brutal attack last week in a French zoo where poachers shot dead a white rhino and hacked off its horns.”



お江戸の真ん中、上野のクロサイたち。


マロ(♂17才)、茨城のかみね動物園生まれなので
江戸っ子ではないですが。
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向こう側にいるパートナーのことが気になる。
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方向案内 → 右が頭側、左が尻尾側。
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毎日がプレミアム・フライデー!
午後3時には、帰ります。
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アルゴ(♀21才)、横浜の金沢動物園生まれのハマっ子。
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どこにいるの?そろそろ時間なので扉の前で待機中。
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これから、3時のおやつです。
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爬虫類館の前の桜は咲いていました。
「エドヒガン」という品種のようです。
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