タグ:シロサイ ( 52 ) タグの人気記事


愛知県・豊橋市の
豊橋総合動植物公園。



この動物園の通称は「のんほいパーク」、
”のんほい” とは、三河弁で "あのね!"
という意味だそうである。

入園者を迎えるキャラクターは、
カバの「のんちゃん」とサイの「ほいくん」。

のんほいパークでは、シロサイのトム&タンディーが
飼育されている。もちろん、カバもいる・

e0266067_16422306.jpg
e0266067_16441077.jpg

e0266067_23252568.jpg

園内案内板にも、ちょこんと
のんちゃん&ほいくん。
e0266067_16424898.jpg
売店の名前は、「ズーショップ・ライノ
ヒッポじゃなくてね!
e0266067_16435067.jpg

店内のアイスクリーム保冷庫にもサイ
e0266067_16442757.jpg
奥の方に、サイ? いやトリケラトプス!
e0266067_23255097.jpg
園内の自然史博物館の前にある恐竜広場には
色々な恐竜がいて楽しい!
e0266067_16444187.jpg
e0266067_16451263.jpg
入園ゲート近くの郵便ポストの上にも「のんちゃん&ほいくん」
e0266067_16432470.jpg



初めての動物園で、初めてのサイに会うときは
動物園に着く前から心躍ってしまう。

豊橋の「のんほいパーク」は今日が初めての訪問。

新幹線で豊橋まで行き、そこから東海道本線で一駅の
二川(ふたがわ)駅からは、トリケラトプスが
教えてくれているように約500m。

e0266067_17093260.jpg
色々な動物が次々と、こうして動物園まで
道案内してくれるので迷うことなく着いた。
e0266067_17152834.jpg
暑いくらいの晴れで、幼稚園の遠足の親子連れが
シロサイの放飼場の前にもたくさんいた。
e0266067_17174191.jpg

シロサイのトムとタンディー、初めまして!
e0266067_18192674.jpg
トムとタンディは、南アフリカから1992年2月28日に
のんほいパークへ。当時、トムは2才、タンディーは
1才半だったので現在は27才くらい。2頭は孤児だったそうだ。

サイの密猟が急増したのは、中国やベトナムの経済成長が
著しくなった2008年からであるが、トムとタンディーが
生まれた1990年頃の密猟状況はどうだったのだろう?

下記のグラフは、1980年から2015年の南アフリカの
サイの年間密猟数の推移を示している。

e0266067_17281320.jpg
(C):Save Our Rhino http://www.saveourrhino.net/rhino-poaching-timeline/


現在は南アフリカで年間1000頭を超えるサイが
密猟で殺されているが、上記のデータによると、
1990年頃は密猟は年間に10頭以下だったようだ。

もし、トムやタンディーが密猟によって
孤児になったのだとしたら、本当に不運な
赤ちゃんサイだったのだ。

孤児になった子サイは、運よく人間に保護されないと
母乳を飲めないで餓死するか、ライオンやハイエナに
食べられてしまう。

見る者の心を癒すようなおっとり穏やかな
トムとタンディーは小さい頃、南アフリカの
野生の状況でどういう経験をして孤児に
なったのだろうか?


クロサイやインドサイは野生では単独生活をしている。
動物園でも子育ての時期に母子が一緒に
暮らす以外は、1頭づつ別々に過ごしている。

しかしシロサイは、サイのなかでは唯一、群れで暮らす
種類なので、ここでもペアが一緒にされている。
やはり相手との関わりによって動きに変化が
あるので見ていると面白い。

e0266067_18294391.jpg
e0266067_18430665.jpg
タンディー♀(右)とトム♂(左)

e0266067_18434133.jpg
e0266067_18442208.jpg

どちらか昼寝の体勢になると、もう一方も
並んで昼寝がしたくなるみたいだ。
まずはタンディー♀(左)から。
e0266067_18451920.jpg
よっこいしょ、とトムも寝そべる体勢へ移行!
e0266067_18465211.jpg
ふたりの夢の世界!
e0266067_18502271.jpg

一緒に冷たいものでも飲みましょう!
e0266067_19035474.jpg

e0266067_18515354.jpg


角が上方向にまっすぐ細長く伸びているのが♂のトム(右)、
角にカーブがあるのが♀のタンディー。

私がサイを見ていると、近くで2頭のことを
詳しく話しているのが聞こえたので、
思わず声をかけさせてもらった。
すると、その女性は、以前から私がツイッターで
フォローしている「のんほいパーク盛り上げ隊」の
メンバーの方だった。トムとタンディーに詳しいことに納得!

そのときに、角の形によるわかりやすい2頭の判別法も
教えてもらったのだ。
e0266067_18542383.jpg


幼稚園の遠足の子供達が、特別にサイをさわらせて
もらっている。私も触りたい!園児たちがうらやましい。
こうして並んでいるところを見ると、2頭の大きさの違いが
わかる。
e0266067_18551019.jpg

今度はトム♂(右)が先に、「昼寝しよーっと!」
e0266067_18581134.jpg
「それなら私も」とタンディー♀。
e0266067_18592056.jpg

「よっこいしょ」
e0266067_19000237.jpg
e0266067_19005266.jpg
e0266067_19014334.jpg
「もうすぐ閉園なので今日の私達のお仕事も終了。
おやすみなさい。」
e0266067_19023442.jpg

参照 :
のんほいパーク盛り上げ隊!データベース・シロサイ
のんほいパーク公式サイト・動物紹介シロサイ






動物園のサイに前代未聞の事件が起きた。



国内最高齢のシロサイ♀
仙台の八木山動物園の
47才のシンシアさんが
天寿を全うした。


八木山動物園の発表によると、シンシアさんは9日の朝、
体力低下のため立ち上がれなくなり、点滴治療などを
施したが、11日午後4時40分頃に死亡が確認された、
という。

シンシアさんは1969年12月31日、南アフリカ生まれ、
大晦日に47才になった。

群馬サファリパークから仙台の八木山動物園に
移動したのは1982年。以来35年の長い間、
八木山で多くの入園者に親しまれた。

e0266067_23273095.jpg
2012年に撮影。とても気持ちよさそうに昼寝をしていた。↑


2008年に園長がシンシアさんに贈った感謝状。↓
e0266067_23320096.jpg

私が2012年に八木山動物園を訪れたとき、
若いクロサイのアース♂と隣り合わせの寝室にいた
シンシアさんは、柵越しにアースと互角に
角を突き合わせていた。彼女は40才を過ぎても、
とても元気で力強かった。

e0266067_16041934.jpg
隣のアースの部屋の方を覗くシンシアさん。


e0266067_16053601.jpg
アースが隣から角を出している。↑


2013年、シンシアさんは旧インドゾウ舎へ移動。
同じ園内ではあるが、歩いていくわけにも
いかないので他園への移動の際と
同じように輸送箱に入れられ大がかりな
引っ越し作業となった。クロサイの
アースとの交流も終わる。

シンシアの死亡により八木山動物園も
シロサイ飼育が終了。2016年は2月に熊本市動植物園、
10月には福岡市動物園で最後の1頭が死亡して
シロサイ飼育が終了している。

シロサイを飼育する動物園が減少するのは
動物園ファンとしては寂しいことであるが、
野生では群れで暮らすシロサイの繁殖には、
多頭飼育できるサファリパークが
よいかもしれない。


ブログ内関連投稿記事 :

「八木山動物園のシロサイとクロサイ」
http://sainomimy.exblog.jp/18279613/
(2012.06.23)

「仙台のシロサイが園内で引っ越し」
http://sainomimy.exblogjp/20220686/
(2013.04.14)






10月29日、国内最高齢のオスの
シロサイ、推定45才のロックが死亡。


ロックさんは野生のアフリカ生まれで、
福岡市動物園に来たのが1976年5月20日。

40年間も同動物園にいたということは、
ロックさんからすると、自分を見に来た子供が、
大人になってその子供を連れて来たという場面に
遭遇したこともきっとあっただろう。

参照記事 :
1.ミナミシロサイ「ロック」の死亡について
2.45歳、国内の雄で最高齢 ミナミシロサイ死ぬ 福岡市動物園


動物園では今年5月、ロックの更なる長生きを願いつつ
来日40周年記念のイベントが開催され、ロックさんと
同い年の入場者との記念撮影も行なわれた。


参照記事 :
3.シロサイの「ロック」来園40周年イベント

e0266067_22273611.jpg
(C):福岡市動物園


今年9月22日「世界サイの日」には
ロックさんのガイドや、サイのことを知らせる
多彩な展示が行なわれた。

e0266067_22431134.jpg


(C):福岡市動物園


同時にロックさんの日常の様子などを
詳しく知らせるための「ロック新聞」創刊号も
発行された。穏やかなロックさんが、
愛されていたことが伝わる紙面だ。

e0266067_18411734.jpg


参照記事 :
4.今日9月22日は「世界サイの日」でした。
5.「ロック新聞」創刊号、来園40周年ありがとう。
6.「ロック新聞」創刊号


9月22日の「世界サイの日」からこんなに早く
旅立ってしまい、「ロック新聞」も創刊号だけで
終わってしまうことは本当に残念。

でも、餌の与え方など高齢であることが充分に配慮された
世話を受けていたロックさんは、前日まで
食欲もあり元気に暮らすことができてよかった。


今年1月、めぐみの死亡でシロサイ飼育が終了した
熊本市動物園に続き、福岡市動物園でもこれで
シロサイ飼育が終了。

現在、九州でシロサイが飼育されているのは
鹿児島の平川動物園と、大分のアフリカンサファリだけ
となった。


ブログ内関連投稿 :
「熊本の高齢シロサイが死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/24107489/
(2016.02.03)



埼玉の東武動物公園の
オスのシロサイ、
ガンテツが死亡。


e0266067_18480923.jpg
ガンテツ 2014.06.09撮影


1981年の東武動物公園のオープン以来、
35年間ずっと連れ添ってきたシロサイの
熟年カップルのガンテツとヨシコ。

野性でも群れで暮らすシロサイなので、
クロサイやインドサイとは異なり、
動物園でも2頭は同じ放飼場で
穏やかに過ごしていた。
e0266067_18430934.jpg
ガンテツ&ヨシコ 2014.06.09撮影


共に1980年にアフリカからやってきて
現在、推定約42才。

オスのガンテツは3月頃から食欲不振が続き、
5月26日、展示場で横たわって死亡している
ところが発見された。死因は老衰。

ガンテツとヨシコのあいだには
子供はなかった。


同一ブログ関連投稿記事 :

"33年間連れ添う美しきクロサイ夫婦"
http://sainomimy.exblog.jp/22135099/
(2014.06.09)

”東武動物公園 熟年シロサイ・カップル”
http://sainomimy.exblog.jp/17990981/
(2011.07.16)



参照記事 :
1.シロサイのガンテツ、老衰死 東武動物公園



追加情報 :
長年連れ添ったパートナーのガンテツを失ったヨシコさんの
その後はどうかと心配になるが、東武動物公園の公式ブログに
よると7月現在、食欲もあり元気にしているそうだ。

「ヨシコの1日」 (東武動物公園ブログ・7/27の記事)
http://blog.livedoor.jp/tobutobu1/archives/52045923.html#comments

e0266067_19411155.jpg
Photo(C):東武動物公園



アジアの動物園でのサイ誕生のニュースは、
実際には誕生していても、ネット上で英語や日本語で
報じられることが少なく、なかなか知ることができない。

でも、今日は珍しくインドネシアのバリ島生活情報についての
日本語サイトの記事にサファリパークでのシロサイの誕生の
ニュースが紹介されていた。

e0266067_12112795.jpg


3月24日に、バリサファリ&マリンパークで生まれた
赤ちゃんの名前はMajii ♂(母Dita、父Nelson)、
このサファリで生まれた2番目のシロサイの子となる。。

バリサファリでの初めてのシロサイの誕生は、
2015年11月4日のことで、6年前に来園した Hima( ♀24才)と、
Majii の父でもある Nelson (♂21才)との間に、Pembe ♀という子が
生まれている。

同園の動物保全課責任者のニマル・フェルナンド氏によると
「シロサイの繁殖は難しい。オスのサイが
繁殖相手のメスより身体的に優位に立たなければ、
交尾に至ることが難しい。ここでは、オスのネルソンは
メスよりも数年若いので、繁殖能力を高めるエサを
与えることなどを含めたさまざまな工夫を重ねて
メスの妊娠を成功させた」という。


(C):the Bali Safari and Marine Park


バリサファリ&マリンパーク(日本語)
http://jp.balisafarimarinepark.com/home.asp


参照記事:
1.「バリサファリ&マリンパークでシロサイの赤ちゃんが誕生
2.Baby Shower X 3 at Bali Safari and Marine Park


参照記事2より原文一部引用 :
Frankly, it’s not easy to get two African rhinos to mate. ‘Pembe’ is the first baby rhino born at the Park since ‘Hima’s’ arrival in Bali six years ago. For mating to occur, the male rhino must physically conquer his partner, a ritual that proved difficult for ‘Nelson’ who is several years younger than his mate. To consummate the relationship between the two rhinos and cause ‘Hima’ to become pregnant the Bali Safari Team undertook a number of supporting strategies, including providing special nutritional enrichment to improve the fecundity of ‘Hima’ and ‘Nelson’.”


1月22日、熊本市動植物園の
ミナミシロサイ、
めぐみ(♀36才)が死亡。

死因は腸炎。昨年4月頃から体調を崩し、
12月から展示を中止していた。
e0266067_21561139.jpg
Photo(C):熊本市動植物園

めぐみは1979年10月12日に同園で誕生し、
36才で死亡するまでずっと熊本市動植物園で
暮らした。母親は1979年に来園した幸。

人懐っこく、来園者に寄っていって
撫でられる人気者のサイだったという。

ちょうど1年前の2015年1月には、パートナーの
タロウ(39才♂)が死亡、今回のめぐみの死亡で
熊本市動植物園のシロサイ飼育は終了となった。


2013年9月には、長崎バイオパークも
ドカチン(♂35才)が死亡して、
シロサイ飼育が終了。

現在、九州でシロサイを飼育しているのは、
福岡市動物園、鹿児島の平川動物園および
大分の九州自然動物公園のみとなった。

福岡市動物園のシロサイ、ロックは
1976年5月に来園、それから40年経つ現在、
44才くらいのようだ。

平川動物園のシロサイ、シノも高齢。
同園では、クロサイ(サニー♀6才)も
飼育されている。


ブログ内関連記事 :
「今年になって高齢のシロサイ相次いで死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/i34/
(2015.01.28)

参照記事 :
1.ミナミシロサイ、めぐみ死ぬ 熊本市動植物園
2.シロサイの「ドカチン」が死亡しました
3.ミナミシロサイの「めぐみ」が死亡しました。



11月22日、米サンディエゴ動物園で
地球に残る最後の4頭のキタシロサイの
うちの1頭だったノラ♀(41才)が死亡。
e0266067_17423045.jpg
Photo(C):Sandiego Zoo


ノラは今月13日、細菌性感染症の原因となっていた
臀部右側の膿瘍を取り除く手術を受けたばかりだった。

手術は局部麻酔で鎮静剤を用いて、意識のあるノラが
立った状態で行われた。手術は成功し、直後は普通に歩いたり
食べたりして出来ていた。

術後は24時間体制で容体を監視していたが、
食欲が低下し衰弱して、死亡の前日には急激に悪化。
獣医らは手を尽くしたが快復の見込みがないため、
これ以上苦しませることを避け、安楽死という
苦渋の決断がなされた。

ノラの死を伝えるTVニュース



ノラは、1974年にアフリカのスーダンに生まれ、
1989年に繁殖プログラムのためにサンディエゴ動物園に来た。

以来、サンディエゴ動物園サファリパークで飼育され、
オスのアンガリフとのあいだで繁殖が期待されたが
叶わなかった。アンガリフは2014年12月に推定44才で死亡。


本当に残念なことに、ここ1年で次々と
キタシロサイが死亡している。

2014年10月 : 
ケニヤのオルペジェタ保護区のスニ♂32才が死亡。
地球上のキタシロサイは残り6頭となる。

2014年12月 :
米サンディエゴ動物園のアンガリフ♂44才が死亡。
残り5頭となる。

2015年7月 :
チェコのドブール・クラローベ動物園の
ナビレ♀31才が死亡。残り4頭となる。

2015年11月
米サンディエゴ動物園のノラ♀41才が死亡。
残り3頭となる。


そして、現在ケニヤのオルペジェタ保護区に
地球最後の3頭が残るのみ。うち唯一のオスの
スーダンは既に40才を過ぎている。



●Ol Pejeta野生動物保護区の3頭のキタシロサイ :

Sudan ♂ 40才を過ぎ、繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ

3頭は、動物園よりも生息地アフリカの環境の方が
繁殖を促すのではという期待のもとに、2009年、
チェコのドブール・クラーロベ動物園からこの保護区に
移されたが、繁殖は実現しなかった。


ブログ内関連記事 :
「チェコの動物園のキタシロサイ死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/23502346/
(2015.08.01)

「キタシロサイ最後の5頭の覚え方!SNNNF」
http://dearhino.exblog.jp/20912792
(2015.02.20)

「唯一の繁殖可能だったクロサイが死亡」
http://dearhino.exblog.jp/20318002/
(2014.10.24)


参照記事 :
1.Nola, One Of The World's Last Northern White Rhinos, Has Died
2.Nola, l’un des derniers rhinocéros blancs du Nord est mort
3.Critically Endangered Rhino Recovers from Surgical Procedure


参考記事1より原文一部引用 :

She was 41.With Nola's death, there are now just three northern white rhinos left in the world, bringing the animals even closer to extinction.

---------------------------------------------------------
11月初旬、サンディエゴ動物園に、キタシロサイの
種を残すために人工授精をして代理母になってもらう
ミナミシロサイのメス6頭が南アフリカからやってきた。
その試みが成功すれば、絶滅が避けられる希望はある。


「キタシロサイの代理母になるためミナミシロサイのメス6頭が米国の動物園へ」
http://sainomimy.exblog.jp/23878828


地球に4頭だけになった
キタシロサイの種の存続のための
最後の手段は、生息数が多いミナミシロサイの
メスに代理母になってもらうこと。


11月5日、サンディエゴ動物園サファリパークの
Rhino Rescue Center に南アフリカから
6頭のミナミシロサイが到着した。

e0266067_15071293.jpg
Photo(C):Sandiego Zoo

南アフリカから22時間のフライト中もよく食べよく寝て
とても元気だそうだ。

すべてメスで、年齢は4才から7才。
サンディエゴ動物園のRhino Rescue Center に
やってきたのはキタシロサイの代理母になるためであり、
公開展示されることはない。

この6頭は、地球上にもはや4頭しか残っていない
キタシロサイの種を存続させることに協力するため、
南アフリカのヨハネスバーグのプライベート・リザーブから
サンディエゴ動物園に送られた。

サンディエゴ動物園には、キタシロサイ最後の4頭の
うちの1頭であるメスのノラが飼育されているが
41才という高齢のため繁殖能力はない。

Rhino Rescue Center では、冷凍保存されている
キタシロサイの精子と卵子を使用して人口授精し、
受精卵をミナミシロサイのメスの子宮に着床させる
ことで代理母とすることの成功をめざしている。

研究者たちは、今後10年から15年のうちには
代理母からキタシロサイの子が生まれることになる
だろうと予測している。

サンディエゴ動物園は、サイの繁殖に最も実績のある
動物園のひとつで、これまでに94頭のシロサイ、
68頭のインドサイ、14頭のクロサイの繁殖実績がある。


地球に残るキタシロサイ4頭の内訳は以下の通り。
============================

●Ol Pejeta野生動物保護区 :

Sudan ♂ 40才を過ぎ、繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ

この3頭は、動物園よりも生息地アフリカの環境の方が
繁殖を促すのではという期待のもとに、2009年、
チェコのドブール・クラーロベ動物園からこの保護区に
移された。

●米サンディエゴの Wild Animal Park  :
Nola  ♀ 41才


予想より早く、もし5年後の2020年頃に、代理母から
キタシロサイの男の子が生まれたら、ケニヤの保護区にいる
2000年生まれのFatu とのあいだに繁殖も可能かもしれない!・・
なんて、ついつい夢みてしまう。



ブログ内関連投稿記事 :
「チェコの動物園のキタシロサイ死亡、残るは地球上に4頭」
(2015.08.01)

「唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡」
(2014.10.25)

参考記事1より原文一部引用 :

"The San Diego Zoo Safari park got six early Christmas presents in the form of southern white rhinos Thursday. The female rhinos, all between four and seven years old, arrived after a 22-hour flight from South Africa."


参照記事 :
1. 6 white rhinos arrive in San Diego to be surrogate mothers
2.Rhinos Arrive in San Diego to Become Surrogates and Help Save a Species