タグ:外国の動物園 ( 67 ) タグの人気記事


南アフリカの Kwazulu-Natal
クワズル・ナタル州の
ナタル・ライオンパークに密猟者が侵入、
シロサイが殺された。


6月21日、Natal Lion Park で
殺されて、角を奪われたサイは
Maxine という11才のメスのシロサイ。
e0266067_18105806.jpg

(C):Natal Lion Park


Maxine は、密猟による孤児ではなかったが、
誕生時に、母サイが死亡したため
Natal 動物園とLion Park の関係者によって
人工哺育で大切に育られていた。

そして、2才のときから Lion Park で暮らし
来場者やスタッフからとても愛されていた。

検視報告によると、Maxine は睡眠中に
頭部を撃たれ即死状態となり、
角を密猟者にえぐり取られる際には、
おそらく苦痛を感じることはなかったという。
せめてものことだ。

犯人はまだ捕まっていない。

Natal Lion Park は、クワズル・ナタル州の
大都市ダーバンから約60km のところに
位置する広いサファリパーク施設。

ぐるっと回ると約7kmの園内を
ドライブをしながらライオン、ゾウ、サイなどを
見ることができる。


今年に入って、飼育下のサイが密猟される
というこれまでにない事件が多発している。

2月には同じく南アフリカのクワズル・ナタルの
サイ孤児保護施設,3月にはフランスの動物園、
においてサイが殺されて角を奪われている。

こうした施設は、さすがにこれまでは
密猟は想定しておらず、動物の脱走には
万全の注意が払われていても、
人間の侵入に関してのセキュリティ対策はまだ甘く、
今後の強化が必要ということなのだろう。


ブログ内関連投稿記事 :
「南アフリカのサイ孤児保護施設で残虐な密猟」
http://dearhino.exblog.jp/23673086/
(2017.02.24)

「フランスの動物園のシロサイが密猟されて死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/25614591/
(2017.03.17)




参照記事2より原文一部抜粋 :

An 11-year-old orphan white rhino at the Natal Lion Park was killed execution-style this week while sleeping and then de-horned, leaving staff traumatised.





ベルギーとチェコの動物園で
角を目的としたサイ殺害事件の
防止策としてサイの角をカット。



3月6日の夜間、フランスのパリ郊外の Thoiry トワリー動物園に
何者かが侵入し、シロサイ1頭を殺害して角を持ち去った。
この世界初の動物園でのサイ殺害事件は、サイ飼育をする
世界中の動物園に大きな衝撃を与えた。

そこには、サイの角の密売価格が。金(ゴールド)やダイヤモンド、
コカインなどよりも高く、場合によっては1kgあたり日本円で
1000万円にものぼる超高値でブラックマーケットで
売られているという背景がある。

サイの角を買うのは主にベトナム人や中国人で
彼らはサイの角は万能薬という迷信を信じている。
しかし、実際にはサイの角に薬効成分はまったくない。


事件から約1ヶ月になるが、残念ながら犯人は
まだ逮捕されていない。

ブログ内参照記事 :
「フランスの動物園のシロサイが密猟され死亡」
http://sainomimy.exblog.JP.25614591
(2017.03.17)


この事件を受けてベルギーでは、フランスとの国境に
近いところにあるPairi Daiza ぺリ・デザ動物公園
(トワリー動物園から約300km以内の距離)が
3月11日、サイの角をカットすることを決定した。
同動物園では、大人のサイ3頭と1才になったばかりの
子どものシロサイを飼育している。

ぺリ・デザ動物公園では、昨年3月22日、ベルギーの空港と
地下鉄の駅での連続テロが起きた日に、シロサイの子が誕生。
「希望」を意味するSethemba vasta と名付けられた。
今回の措置で、お母さん Elenore の角はカットされた。。

e0266067_20433300.jpg
(C):AFP


ぺリ・デザ動物公園動としても今回の措置は辛い決断であり、
公式Facebook で、園内でサイが密猟されることのリスクを
なくすために必要な手段で、生息地のアフリカでも実施されている
こと、角はまた切ってもまた伸びること、と説明している。



角をカットすることを決定したもうひとつの動物園は
古くからサイ飼育で名高いチェコのDvur Kralove
ドブール・クラーロベ動物園


現在、 ドブール・クラーロベ動物園では
シロサイとクロサイを合わせて21頭を飼育しており、
3頭の子サイを除く18頭のサイの角がカットされる。
やはりそれだけ多数のサイを飼育していると、
狙われる可能性も高いと考えたのだろう。

麻酔後に角を切り落とされる
ドブール・クラーロベ動物園のシロサイ。
e0266067_19331330.jpg
(C):SIMONA JIRIOKOVA/AP

ドブール・クラロベ動物園は、
密猟と生息地破壊のため絶滅寸前のキタシロサイの
繁殖実績をもつ世界唯一の動物園で、
2009年には3頭のキタシロサイを生息地
アフリカの環境で繁殖を目指すために
ケニヤの The Olperata Reserve に送っている。

残念ながら、ケニヤでの繁殖は実現せず、
結果的には、この3頭が地球最後のキタシロサイと
なってしまった。


ブログ内参照記事 :
「チェコの動物園のキタシロサイ死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/23502346
(2015.08.01)


サイはそのシンボルのような角が切り落とされると、
外見的には間が抜けてしまうが、急に頭部が軽く
なったりすることを、サイ自身はどう感じるのだろうか?

Save the Rhino (ロンドンに拠点をおくサイ保護団体)の
スポークスマンによると、サイの角は、自分のテリトリーを
守るため、子どもを他のサイや捕食者から守るために
使われるという。サイの角を切ることで、死に至るような
激しいサイ同士の争いが減るという事実もあるそうだ。


動物の姿を正しく示すことが動物園の使命であり
角を切ることは動物園の苦渋の選択であったと
思われる。また、同時に、麻酔のリスクも伴うにも拘わらず
角を切るという園内密猟対策は、飼育動物の安全を
守るべき動物園の怠慢であると、いう動物保護の立場からの
批判的見方もある。

今のところ、ベルギーとチェコの2園に続いて
角を切るというニュースは見当たらないが、
サイ飼育をしている個々の動物園も
色々と考えているのだろう。
角を切るか?侵入者の防止対策の強化か?
どちらもするべきか?


これまで動物園の警備は、動物の脱走対策に
重きがおかれていると思われるが、
何があっても自由に逃げることのできない動物たちを
侵入者から守る対策も万全にしてもらいたい。
やはりそれは、自分たちの都合で動物を閉じ込めている
私たち人間が果たすべき責任であろう。


参照記事 :

1.Trafiquants: Pairi Daiza raccourcit les cornes de ses rhinocéros
2.Czech zoo to remove horns of 18 white rhinos following French attack

3.Czech zoo cuts off horns to protect rhinos after France attack

5.Environmentalist oppose rhino dehorning as a means of protection


参照記事3より原文一部引用 :
”A Czech zoo has said it will use a chainsaw to remove the horns from its herd of rare rhinos after a brutal attack last week in a French zoo where poachers shot dead a white rhino and hacked off its horns.”



今年、世界のどこで
サイの赤ちゃんが
生まれるのでしょうか?
今から楽しみ!

参照記事:
"Confirmed Pregnancies for 2017"
(Rhinos of the World)


今年、最初にサイが生まれる動物園は
日本の金沢動物園になるでしょうか?
ともかく無事に生まれますように!

(追加情報 :
1/6金沢動物園から,
「1月2日に誕生したクロサイの子は、
3時間半後に、死亡が確認された。」
という発表がありました。
本当に残念です。)



日本
 
1月 @横浜・金沢動物園 クロサイ・ローラ

ローラと、2011年4月に生まれた6番目の子フウカちゃん。
e0266067_19522636.jpg
フウカちゃんは、残念ながら2013年2月に死亡。
今度、生まれる予定の赤ちゃんはローラの7番目の子となる。


現在、判明している
世界の動物園のサイの出産予定は? 

■イギリス
1月  @コルチェスター、シロサイ・Emily 
??月  @ダルトン、シロサイ・Zukiswa

ドイツ
1~3月、@ニュルンベルグ、インドサイ・Sofie
春頃  @ミュンスター、シロサイ・Jane

■オランダ
1~2月 @ロッテルダム、インドサイ・Namaste

■チェコ
1~3月 @ピルゼン、インドサイ・Manjula

■米国
6月 @シンシナティ クロサイ・Seyia/Zuri

■エストニア
6~7月 @タリン、クロサイ・Kibibi

■フランス
8~9月 @ドゥエラフォンテーヌ、クロサイ・Tisa

■スイス
??月 @バーゼル、インドサイ・Quetta


世界中で、たくさんの元気なサイの赤ちゃんが
生まれますように。


10月11日に米アイオワ州の
The Blank Park Zoo で
クロサイの女の子が誕生、
母親は Ayana、
Ayana の父親は、
安佐動物公園生まれのトシ、
トシは安佐のハナとクロの第1子。

e0266067_20262089.jpg
Ayana と名前未定の赤ちゃん。(C):AP


赤ちゃんのおじいちゃんのトシのことから遡ってみよう。

1977.04.10 Toshi ♂ 誕生

”「ハナ」は日本一のお母さん”
編・広島市安佐動物公園、新日本出版社
2006.01.20

e0266067_00465435.jpg

この本の解説によると、
ハナとトシは、いつでも一緒、
ハナは、トシを守ろうと
クロには猛然と立ち向かっていたそうです。

P.8:ハナ(左)とクロ
P.9 : ハナと赤ちゃん時代のトシ
e0266067_19410605.jpg


1983
トシ、米マイアミ州の Metro Zoo に移動


P20
e0266067_19395596.jpg
トシがアメリカに送られる輸送箱。↑
名前、生年月日、登録番号が箱に記されている。


2010.08.23
マイアミの Metro Zoo で トシとCirce♀ とのあいだに
Ayana ♀誕生

2012.11.30
Ayana は、米アイオワ州の The Blank Park Zoo へ移動。


2016.10.11  
Ayana と Kiani のあいだにこんな可愛い女の子誕生。
Ayana はまだ6才の若いママだ。
                 ↓  
                 ↓                 




茨城県のかみね動物園のオスのクロサイ、メトロも
トシの子(母親は Cora)。メトロ動物園から来たので
メトロという名前になった。

e0266067_00403635.jpg

7月のハナさんのクロサイ世界最高齢記録達成を
祝うかのように、8月13日に安佐で孫のニコ♀、
8月27日にイギリスでひ孫のZuri♂、10月11日に
アメリカでひ孫の女の子と、立て続けに
ハナさんの子孫が生まれているのは本当に喜ばしい。



参照記事 :
1.It's a girl! Birth of critically endangered black rhino at Blank Park Zoo


参照記事1より、原文一部引用 :
A critically endangered black rhino has given birth to an 80-pound female at the Blank Park Zoo in Des Moines.
The unnamed baby rhino was born to mother Ayana and its father Kiano on October 11.



ロンドン南東のケント州の
Port Lympneワイルドライフ・パークで、
8月27日にクロサイの男の子が誕生。
スワヒリ語で、「美しい」という意味の
Zuri と名付けられた。


参照記事 :
1.Meet Kent's New Baby Rhino
2.Port Lympne Wildlife Park のFacebook 記事 (動画あり)
e0266067_18393054.png
e0266067_18413350.png
画像:参照記事1より


ヨーロッパの動物園のサイ情報を集めたドイツ語のサイト
”Rhino in Europe” の今年のクロサイ誕生リストでは
下記のように Zuri の父親は Sammy と記されている。 

参照記事 :
3.Rhinos in Europe のクロサイ誕生リスト2016
e0266067_18334980.jpg
Sammy は、大阪の天王寺動物園のトミーと
亡きサッチャンとのあいだに1999年に生まれた
3番目の子で、2002年にイギリスのチェスター動物園に移動、
2014年には Port Lympne Wildlife Park へと移動している。

ということで、Zuri は、天王寺のトミーの孫と
考えられる。

母のRuahaは1996年 Port Lympne 生まれ.
Zuri は3番目の子となる。

サミーにとっては、Zuri は現存する唯一の子となる。

というのは、チェスター動物園の kitani とのあいだに
2008年に生まれた Asani ♂ は2015年1月に死亡、
同じく Kitani とのあいだに2015年1月31日に生まれた
Fara ♀は、同年3月3日に死亡している。

Zuri には是非とも長生きしてもらいたい。


註:
Port Lympne Wildlife Park からの直接情報である、
同施設のFacebook でのZuri に関する投稿記事
(参照記事2)ではZuriの父親について記載がありません。
当記事でZuri を「トミーの孫」と判断しているのは、
あくまでもRhinos in Europe サイトの”Zuri の父親はサミー”
という情報に基づいたものです。



アジアの動物園でのサイ誕生のニュースは、
実際には誕生していても、ネット上で英語や日本語で
報じられることが少なく、なかなか知ることができない。

でも、今日は珍しくインドネシアのバリ島生活情報についての
日本語サイトの記事にサファリパークでのシロサイの誕生の
ニュースが紹介されていた。

e0266067_12112795.jpg


3月24日に、バリサファリ&マリンパークで生まれた
赤ちゃんの名前はMajii ♂(母Dita、父Nelson)、
このサファリで生まれた2番目のシロサイの子となる。。

バリサファリでの初めてのシロサイの誕生は、
2015年11月4日のことで、6年前に来園した Hima( ♀24才)と、
Majii の父でもある Nelson (♂21才)との間に、Pembe ♀という子が
生まれている。

同園の動物保全課責任者のニマル・フェルナンド氏によると
「シロサイの繁殖は難しい。オスのサイが
繁殖相手のメスより身体的に優位に立たなければ、
交尾に至ることが難しい。ここでは、オスのネルソンは
メスよりも数年若いので、繁殖能力を高めるエサを
与えることなどを含めたさまざまな工夫を重ねて
メスの妊娠を成功させた」という。


(C):the Bali Safari and Marine Park


バリサファリ&マリンパーク(日本語)
http://jp.balisafarimarinepark.com/home.asp


参照記事:
1.「バリサファリ&マリンパークでシロサイの赤ちゃんが誕生
2.Baby Shower X 3 at Bali Safari and Marine Park


参照記事2より原文一部引用 :
Frankly, it’s not easy to get two African rhinos to mate. ‘Pembe’ is the first baby rhino born at the Park since ‘Hima’s’ arrival in Bali six years ago. For mating to occur, the male rhino must physically conquer his partner, a ritual that proved difficult for ‘Nelson’ who is several years younger than his mate. To consummate the relationship between the two rhinos and cause ‘Hima’ to become pregnant the Bali Safari Team undertook a number of supporting strategies, including providing special nutritional enrichment to improve the fecundity of ‘Hima’ and ‘Nelson’.”


11月22日、米サンディエゴ動物園で
地球に残る最後の4頭のキタシロサイの
うちの1頭だったノラ♀(41才)が死亡。
e0266067_17423045.jpg
Photo(C):Sandiego Zoo


ノラは今月13日、細菌性感染症の原因となっていた
臀部右側の膿瘍を取り除く手術を受けたばかりだった。

手術は局部麻酔で鎮静剤を用いて、意識のあるノラが
立った状態で行われた。手術は成功し、直後は普通に歩いたり
食べたりして出来ていた。

術後は24時間体制で容体を監視していたが、
食欲が低下し衰弱して、死亡の前日には急激に悪化。
獣医らは手を尽くしたが快復の見込みがないため、
これ以上苦しませることを避け、安楽死という
苦渋の決断がなされた。

ノラの死を伝えるTVニュース



ノラは、1974年にアフリカのスーダンに生まれ、
1989年に繁殖プログラムのためにサンディエゴ動物園に来た。

以来、サンディエゴ動物園サファリパークで飼育され、
オスのアンガリフとのあいだで繁殖が期待されたが
叶わなかった。アンガリフは2014年12月に推定44才で死亡。


本当に残念なことに、ここ1年で次々と
キタシロサイが死亡している。

2014年10月 : 
ケニヤのオルペジェタ保護区のスニ♂32才が死亡。
地球上のキタシロサイは残り6頭となる。

2014年12月 :
米サンディエゴ動物園のアンガリフ♂44才が死亡。
残り5頭となる。

2015年7月 :
チェコのドブール・クラローベ動物園の
ナビレ♀31才が死亡。残り4頭となる。

2015年11月
米サンディエゴ動物園のノラ♀41才が死亡。
残り3頭となる。


そして、現在ケニヤのオルペジェタ保護区に
地球最後の3頭が残るのみ。うち唯一のオスの
スーダンは既に40才を過ぎている。



●Ol Pejeta野生動物保護区の3頭のキタシロサイ :

Sudan ♂ 40才を過ぎ、繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ

3頭は、動物園よりも生息地アフリカの環境の方が
繁殖を促すのではという期待のもとに、2009年、
チェコのドブール・クラーロベ動物園からこの保護区に
移されたが、繁殖は実現しなかった。


ブログ内関連記事 :
「チェコの動物園のキタシロサイ死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/23502346/
(2015.08.01)

「キタシロサイ最後の5頭の覚え方!SNNNF」
http://dearhino.exblog.jp/20912792
(2015.02.20)

「唯一の繁殖可能だったクロサイが死亡」
http://dearhino.exblog.jp/20318002/
(2014.10.24)


参照記事 :
1.Nola, One Of The World's Last Northern White Rhinos, Has Died
2.Nola, l’un des derniers rhinocéros blancs du Nord est mort
3.Critically Endangered Rhino Recovers from Surgical Procedure


参考記事1より原文一部引用 :

She was 41.With Nola's death, there are now just three northern white rhinos left in the world, bringing the animals even closer to extinction.

---------------------------------------------------------
11月初旬、サンディエゴ動物園に、キタシロサイの
種を残すために人工授精をして代理母になってもらう
ミナミシロサイのメス6頭が南アフリカからやってきた。
その試みが成功すれば、絶滅が避けられる希望はある。


「キタシロサイの代理母になるためミナミシロサイのメス6頭が米国の動物園へ」
http://sainomimy.exblog.jp/23878828


現在、世界で唯一、動物園で飼育されていたスマトラサイ、
米シンシナティ動物園の Harapan (♂ 8才)の繁殖目的での
インドネシアのスマトラサイ・サンクチュアリーへの移動が
完了した。50時間の長旅であったが、到着後も元気にしている
そうだ。

これで、動物園で見られるスマトラサイはいなくなってしまったが、
もはや地球上に約100頭しか生息せず、絶滅寸前の状況では
1頭でも多く増やすことが種の存続のためには切実な課題と
なっているのが現状だ。

スマトラ島のサンクチュアリーには、メスが3頭いるので
繁殖が期待できる。

Harapan
e0266067_11505480.jpg
Photo(C):©Michelle Curley / The Cincinnati Zoo / AFP


詳しいことは、こちらの投稿記事へ ↓
http://dearhino.exblog.jp/21798124/


ブログ内関連記事
「米のスマトラサイ、繁殖のためインドネシアへの移動が決定」
http://sainomimy.exblog.jp/23634055/
(2015.09.07)





今年6月に1才9ヵ月でお母さんと離れて
ドイツから来てくれたクロサイの小さな女の子、
サミアちゃんに会いに天王寺動物園に行った。


サイ舎は、後ろに見えている通天閣寄りの園内にある。
e0266067_15342802.jpg


サミアちゃん、初めまして!
とっても綺麗な顔立ちの女の子です。
e0266067_15341769.jpg
e0266067_15345908.jpg

来日時の体重がもう720kgあったそうだが、
まだ子供っぽい感じで可愛い!
e0266067_15340471.jpg

e0266067_15335366.jpg

e0266067_15334007.jpg

e0266067_15332620.jpg
ラッパのような大きなお耳がチャーミング!
e0266067_15314374.jpg

e0266067_15303016.jpg
e0266067_16005950.jpg
やさしい飼育員さんとも仲良し。
e0266067_15575750.jpg
e0266067_15301826.jpg

e0266067_15300021.jpg

e0266067_15294654.jpg
泥遊びが好きで、角で土を掘って泥場を
どんどん広げているそうだ。

e0266067_15293436.jpg

尻尾を上げて、落下準備態勢、ふーん!
e0266067_15291861.jpg

サイ舎のすぐ横を高速道路が走っている。
サミアちゃんにとって、新しい環境の音が
ストレスになっていないとよいけれど。
e0266067_15275457.jpg

天王寺動物園情報誌の最新号の第一面は
サミアちゃんの記事、その2号前ではトミーの記事。
e0266067_15272801.jpg


サミアちゃんに関する記事によると、ドイツからの移動は
予定外のことが起きて大変だったようだ。
飛行機が半日遅れて狭い移動箱に入ったまま
待たされ、成田に着いてから大阪まで夜中に
高速道路を走る予定が暑いい日中になってしまい、
サミアちゃんは疲れてへたり込み、好物の
リンゴにも反応しなくなったそうだ。

しかし、回復が早くて飼育員さんを安心させた
サミアちゃん。

オスのトミーとサミアちゃんは交互に展示されるので、
この日はトミーの姿は見られなかったが、10月30日に
33才の誕生日を迎えた。おめでとう、トミー!

e0266067_15282351.jpg



サミアちゃんがまだ小さな赤ちゃんの頃の
ライプチヒ動物園での可愛らしい映像
  ↓


ブログ内関連投稿記事 :
「ドイツから天王寺動物園にクロサイの女の子が来園」
http://sainomimy.exblog.jp/23262330/
(2015.06.12)


米オハイオ州のシンシナティ動物園の
スマトラサイ(2007年生まれ、♂8才)
Harapan が、10月、繁殖のため
インドネシアのスマトラサイ・
サンクチュアリーに移動することが決定。


e0266067_20081040.jpg
Photo(C):Cincinnati Zoo


参照記事 :
1.Cincinnati Rhino needed in Sumatra.
2.Can we save the sumatran rhino ?
3.Only Sumatran Rhino in U.S.To Be Sent To Breed.
4.American effort to breed rare rhinos end Cincinnati.


もはや地球上に約100頭しか生息していないと言われる
スマトラサイ、保護下では現在9頭、そのうち東南アジア以外に
暮らしているのは、この Harapan のみ。

スマトラサイとは、体毛が生えた最も小さいサイズのサイで、
スマトラ島とボルネオ島に生息している。角は2本。

移動先は、インドネシアのスマトラ島南部の
Way Kambas 国立公園のなかの100ヘクタールほどの
広さのSumatran Rhino Sanctuary。

熱帯雨林のなかで、周囲を電気柵で囲われている
その場所は、”ジュラシック・パーク” を彷彿とさせる
という。

現在、そこで以下5頭のスマトラサイが暮らしていて、
うち3頭が♀なので、Harapan との繁殖の可能性が
期待される。


●Andalas ♂ :
Harapan の兄。2001年生まれ。2007年に
シンシナティ動物園からインドネシアに渡った、

● Ratu ♀ :
推定1999年生まれ、Andatuをパートナーとして
繁殖成功。

●Andatu  ♂ :
2012年生まれの、Andalas と Ratu の息子。
ここ100年に飼育下で生まれた4番目のスマトラサイ。

●Rosa ♀
Harapan との繁殖の第一候補。
Ratu と Bina とのあいだの年齢。

●Bina ♀
推定、約30才だが、繁殖の可能性はある。
少なくとも、人工授精は可能。


お兄さんのAndalas に続いて、アメリカ育ちの
Harapan がルーツの地スマトラで、
父親になり、スマトラサイの血を繋げて
くれることを是非とも期待する。

アメリカからスマトラ島までは60時間の長旅。
現在、馴らすために、Harapanの寝室には
輸送箱が置かれ、また、インドネシアの
熱帯雨林での暮らしに備えたワクチンや
薬が投与されている。

25年に渡るシンシナティ動物園での、
スマトラサイ繁殖プログラムは、
Andalas, Suci(死亡)、Harapanという
きょうだい3頭の誕生の成果をもって
これで終了となる。


その他、ボルネオ島のマレーシア領サバ州の
Danum Valley の保護下に、3頭の
スマトラサイ(Tam, Puntung, Iman)が暮らし、
繁殖が望まれるが、メスの卵巣腫瘍などで
なかなか難しい状況だ。


ブログ内関連投稿 :

「米シンシナティ動物園にマレーシアからスマトラサイが来るのか?」
http://sainomimy.exblog.jp/21718117
(2014.03.02)

「米シンシナティ動物園、スマトラサイ♀(9才)Suci
3月30日、死亡。」

http://sainomimy.exblog.jp/21844345
(2014.04.01)

「スマトラサイ・至難の繁殖」
http://dearhino.exblog.jp/19691262/
(2014.04.18)

「生まれたばかりの Andatu の貴重な動画 」
スマトラサイの子の授乳と水遊びの光景は
とっても可愛く必見! ↓
http://dearhino.exblog.jp/16057457
(2012.06.29)


参照記事2より、原文一部引用 :
"The United States is looking at extending the species of Sumatran Rhinos in the land as it sends off its last male rhino named Harapan to Indonesia to breed."