人気ブログランキング | 話題のタグを見る

6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 


そして、最後は、アキリに付き添って来日したベルリン動物園の
クロサイ飼育35年というユルゲン・ヤール氏の講演。

まず、ベルリンには、ベルリン動物園の他に、旧東ベルリンに
あった TIERPARK という動物園、そしてベルリン
水族館がある、という話から始まり、ドイツ最古のベルリン動物園の
全般的説明があった。

クロサイだけでなく、インドサイも飼育されている。
これは広々したインドサイの室内展示場。
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16211067.jpg
ベルリン動物園のクロサイ7頭の紹介に続き、
アキリの可愛い画像がたくさん紹介された。
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16205838.jpg
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16204772.jpg

1才の誕生日。
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16203353.jpg

輸送箱に入る練習を始めたのは、5月18日。
最初はこわがっていたが、中にフンを置いたり、
好物のバナナやチョコレート(??)で
奥に引き寄せたりすることにより、
2週間目には入るようになったそうだ。


箱の上に棒を持った人がいるが、これは上から音を立てて
移動時の大きな音にも慣らしているところ。
              ↓
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16201869.jpg

アキリとヤール氏は、現地時間の6月2日にベルリンの動物園を
出発し、陸路でアムステルダムへ。その後、Air Cargo で
ミラノ経由、6月4日に成田到着。

アキリには、ミラノの空港でバナナと水、
フライト中には水を与えられないので
リンゴとバナナのみ、そして、成田ではその場で購入した水を
与えると大量に飲んだそうだ。

移動中に水を飲むバケツも、ベルリンで慣れていたものを
用意したり、細かい気配りがされていた。


ズーラシアに到着したのは、午後2時半頃で
輸送箱から出るには、少し時間がかかったようだ。
6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16200144.jpg

6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16194467.jpg


6/14 クロサイ来園記念講演会 (後半)@横浜 _e0266067_16192809.jpg



アキリのお母さんの Ine だけでなく、ベルリン動物園のクロサイの角が
みな立派なのは、あまり自分で堅いところにこすって削らない
ためその形を保っていること以外に、遺伝的素質もあるかもしれない、
ということだった。

ベルリン動物園で生まれたクロサイは、これまでに
21頭(うち2頭死亡)、赤ちゃんが公開されるのは
だいたい生後1週間から10日くらいのことが
多いそうだ。

ちなみに、”アキリ”は、アフリカの言葉で
「とっても利口」という意味だとか。

参加者には、ベルリン動物園の案内パンフレットが配られた。


クロサイ飼育のエキスパートがそれぞれの立場から
語る今回の「クロサイ講演会」、充実の内容で
あっという間の2時間だった。




by sainomimy | 2015-06-15 17:15 | ズーラシア | Comments(0)