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米のスマトラサイ、繁殖のためにインドネシアへの移動が決定

米オハイオ州のシンシナティ動物園の
スマトラサイ(2007年生まれ、♂8才)
Harapan が、10月、繁殖のため
インドネシアのスマトラサイ・
サンクチュアリーに移動することが決定。


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Photo(C):Cincinnati Zoo


参照記事 :
1.Cincinnati Rhino needed in Sumatra.
2.Can we save the sumatran rhino ?
3.Only Sumatran Rhino in U.S.To Be Sent To Breed.
4.American effort to breed rare rhinos end Cincinnati.


もはや地球上に約100頭しか生息していないと言われる
スマトラサイ、保護下では現在9頭、そのうち東南アジア以外に
暮らしているのは、この Harapan のみ。

スマトラサイとは、体毛が生えた最も小さいサイズのサイで、
スマトラ島とボルネオ島に生息している。角は2本。

移動先は、インドネシアのスマトラ島南部の
Way Kambas 国立公園のなかの100ヘクタールほどの
広さのSumatran Rhino Sanctuary。

熱帯雨林のなかで、周囲を電気柵で囲われている
その場所は、”ジュラシック・パーク” を彷彿とさせる
という。

現在、そこで以下5頭のスマトラサイが暮らしていて、
うち3頭が♀なので、Harapan との繁殖の可能性が
期待される。


●Andalas ♂ :
Harapan の兄。2001年生まれ。2007年に
シンシナティ動物園からインドネシアに渡った、

● Ratu ♀ :
推定1999年生まれ、Andatuをパートナーとして
繁殖成功。

●Andatu  ♂ :
2012年生まれの、Andalas と Ratu の息子。
ここ100年に飼育下で生まれた4番目のスマトラサイ。

●Rosa ♀
Harapan との繁殖の第一候補。
Ratu と Bina とのあいだの年齢。

●Bina ♀
推定、約30才だが、繁殖の可能性はある。
少なくとも、人工授精は可能。


お兄さんのAndalas に続いて、アメリカ育ちの
Harapan がルーツの地スマトラで、
父親になり、スマトラサイの血を繋げて
くれることを是非とも期待する。

アメリカからスマトラ島までは60時間の長旅。
現在、馴らすために、Harapanの寝室には
輸送箱が置かれ、また、インドネシアの
熱帯雨林での暮らしに備えたワクチンや
薬が投与されている。

25年に渡るシンシナティ動物園での、
スマトラサイ繁殖プログラムは、
Andalas, Suci(死亡)、Harapanという
きょうだい3頭の誕生の成果をもって
これで終了となる。


その他、ボルネオ島のマレーシア領サバ州の
Danum Valley の保護下に、3頭の
スマトラサイ(Tam, Puntung, Iman)が暮らし、
繁殖が望まれるが、メスの卵巣腫瘍などで
なかなか難しい状況だ。


ブログ内関連投稿 :

「米シンシナティ動物園にマレーシアからスマトラサイが来るのか?」
http://sainomimy.exblog.jp/21718117
(2014.03.02)

「米シンシナティ動物園、スマトラサイ♀(9才)Suci
3月30日、死亡。」

http://sainomimy.exblog.jp/21844345
(2014.04.01)

「スマトラサイ・至難の繁殖」
http://dearhino.exblog.jp/19691262/
(2014.04.18)

「生まれたばかりの Andatu の貴重な動画 」
スマトラサイの子の授乳と水遊びの光景は
とっても可愛く必見! ↓
http://dearhino.exblog.jp/16057457
(2012.06.29)


参照記事2より、原文一部引用 :
"The United States is looking at extending the species of Sumatran Rhinos in the land as it sends off its last male rhino named Harapan to Indonesia to breed."



by sainomimy | 2015-09-04 20:11 | 北米の動物園 | Comments(0)