世界最高齢のインドサイが死亡



世界の動物園で
最高齢のインドサイは、
米ロサンゼルス動物園の
ランダという48才のメス。


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Photo(C):JAMIE PHAM




ランダは高齢化に伴う食欲減退、歩行困難、腎不全の症状を
示し容体が悪化したため、11月6日に安楽死の処置が施された。

1969年10月5日にスイスのバーゼル動物園生まれの
ランダは1974年11月から40年を超える長い期間、
ロサンゼルス動物園で飼育され親しまれていた。

2009年、40才で角の下部に進行性の皮膚ガンを
発症した際には、獣医と医師の合同チームが
角を切除して放射線治療をおこなった。

既に高齢で体重も2トンもあったため治療は
容易ではなかったが、UCLAのメディカルセンターの
放射線治療の専門家も協力もあって、2011年には
ガンの完治が発表された。

ランダは飼育員との関係が非常に良好で、
来園者との「ふれあいイベント」や
野生のサイの絶滅危機についての啓蒙活動、
そして、野生のサイの保護資金を集めるためにも
大いに貢献した。

2015年からは関節炎などの老化症状もあり
「ふれあい」などの表舞台からは引退していた。

ランダの存在があったからこそ集まったとされる
資金は 37万6千ドル(日本円にすると4千万円以上)
を超えるそうだ。

こうして動物園のランダは野生のサイの仲間を
守っていたのだ。

こういう形で飼育下の動物が野生の動物を
助けることができるのは、動物園の存在意義として
とても重要だと思う。

世界最高齢のクロサイである日本の安佐動物園の
ハナさんにもこうした貢献ができるような仕組みが
日本の動物園文化にもあればよいのにと思う。

動物園に暮らす動物が野生の仲間を助けられる
仕組み作りを、私たち動物園ファンは待つだけでなく
率先して考えてもよいのかもしれない。


参照記事 :







by sainomimy | 2017-11-13 00:17 | 北米の動物園 | Comments(0)