クロサイのペアが和歌山から熊本へ移動

和歌山アドベンチャーワールドで飼育されていた
クロサイの16才のオスのクラッグ (2001.08.18生まれ)と
9才のメスのミミカ 2009.04.20) が3か月の間隔をおいて
熊本市動植物園に移動した。

最初がクラッグで、3月27日の夕方に和歌山を出発し
陸路を14時間かけて28日朝に熊本に到着。

この時の様子は、以下の熊本市動植物園の公式ブログに
多数の写真と共に詳細に報告されている。
 ↓
動物だよりvol.488クロサイがやってきた!


次がミミカ。
6月27日にの夕方に和歌山を出発し
28日朝に熊本に到着。
 ↓
  

2頭がそれぞれ熊本市動植物園到着してから
部屋に入るまでの所要時間には
大差があった。

クラッグの場合は、輸送箱から出るのに3時間、
それから部屋に入るまでに3時間と、到着からの
所要時間が約6時間。動くように呼びかけたり
食べ物で気を引いたり大変だったとか。↓
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↑写真は熊本市動植物園の公式ブログより


それに対して、ミミカは到着して
輸送箱から出ると、躊躇することなく
自分から部屋の方に向かって歩き出し
即座に入ったそうだ。所要時間は僅か20分!
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↑写真は熊本市動植物園の公式ブログより

熊本に移動してからしばらくクラッグは、
まだ続いている地震のための復旧工事の作業音や
通過車両に落ち着かなかったそうだが、
ミミカは新しい環境への順応も早いのだろうか。


ところで、ふだん体重を測定することが難しい
サイのような大型動物は、こうした輸送に際して
初めて体重が判明するが多い。

ミミカの場合、1900kg という予想外に
重い体重があることがわかったそうだ。
それに対し、クラッグは輸送時の測定で
約1トン。


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↑クラッグ。写真は、アドベンチャーワールドのFacebookから。
(移動に際してのアドベンチャーワールドからの詳細な説明↑)


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↑ミミカ。写真は、アドベンチャーワールドのFacebookから。



測定値は結構アバウトみたいだが、
ともかくミミカはオスのクラッグに負けない
立派な体格のようだ。

「クラッグに威張っていいよ、ミミカちゃん!」


ところで、今回の2頭揃っての同じ動物園へ移動
ということはまったくの予想外だった。

その理由1:

2004年から広島の安佐動物園生まれの
オスのクラッグが飼育されていた
和歌山のアドベンチャーワールドに、
2011年、2才のミミカが繁殖相手として
上野から移動してきたが、ミミカが繁殖年齢に
達しても、今年2018年まで繁殖の試みは難しかった。

だから、そんな状況でのクラッグの移動は、
将来的に新しい繁殖相手を考えてのことと
思われた。


その理由2:

移動先が、大地震による復旧工事がまだ続き、
一時預け先から戻っていない飼育動物もいる
熊本市動植物園だったこと。



たしかに今、パートナーのいない繁殖年齢の
クロサイのオスは国内には他にいないので、
ミミカの繁殖を考えると環境を変えてやり直すのも
ひとつの可能性だということなのかもしれない。

クロサイのペアという新しい動物の導入が、
熊本の動物園の復興や来園者の気持ちに明るい希望を
与えることができるのかもしれない。

ともかく、クラッグとミミカが新しい環境に
慣れてストレスが少なく暮らすことができたら
よいと願う。それが繁殖に繋がることでもあるので。



by sainomimy | 2018-07-10 12:11 | 和歌山アドベンチャーW | Comments(0)