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天王寺動物園のクロサイ・トミー死亡

天王寺動物園に30年間も暮らしたクロサイの
トミー♂が、2月7日早朝に死亡した。

昨年10月頃から体調を崩したので、投薬や給餌方法の
変更をしたが、今年の1月30日から寝室から出られなく
なったそうだ。(←動物園からのお知らせ)

担当者によると、「高齢であることと、肝臓の機能が
弱っていたことが影響したとみられる」という。



トミーは、1982年10月30日、広島の安佐動物公園で
ハナとクロの4番目の子として生まれた。


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広島から大阪の天王寺動物園に移動したのが
1989年9月18日、以後30年間ずっと天王寺動物園に。

トミーは、優しい「愛妻家」で知られていた。

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トミーのこの写真は、5年前の2014年1月に、
サッチャンを亡くして5カ月後に天王寺動物園を
訪れて撮ったもの。去年あたりのトミーの写真と
比べると肉付きがよく元気そうだ。



トミーが愛してやまなかった
パートナーの名前は、サッチャン!

サッチャンは、1972年2月1日に天王寺生まれで
トミーより10才年上の「姉さん女房」。

サッチャンは、1965年にケニヤから天王寺にきた
2頭のクロサイ、サイタロウとバーバラの子。

トミーとサッチャンの間には、5頭の子が生まれた。
残念ながら生存しているのは3番目の子のサミーのみ。

サミーはイギリスに渡り、向こうでは子や孫をもうけ
貴重な血統の繁殖に貢献している。

トミーとサッチャンの子孫に日本で会うことはできないが、
ヨーロッパで彼らの血統が繋がっていくことは嬉しい。



参照記事 :

1.動物園からのお知らせ

2.天王寺動物園スタッフブログ
「クロサイのトミーが亡くなりました」
blog.livedoor.jp/tennojizoo/archives/cat_444227.html

3.国内最高齢のクロサイ死ぬ 天王寺動物園
https://www.sankei.com/west/news/190207/wst1902070039-n1.html


by sainomimy | 2019-02-10 16:48 | 天王寺動物園 | Comments(0)