【移】名古屋からオーストラリアに移動したインドサイの順調な成長
東山動植物園生まれで2才のドラ♂は、
オーストラリア初のインドサイとして
歓迎され、研究を重ねた飼育技術で
大切に育てられ、綿密な準備のなかで
2度の繁殖に成功!
2001,10.29
東山動植物園の当時2才のオスのインドサイ Dora が、オーストラリア・シドニーの Taronga 動物園に移動。
2003.03.01
Dora は、当初の予定通りに、Dubbo にある Taronga 動物園の系列の施設 Western Plains Zoo (Taronga Zoo DUbbo) に移動。
同園では、Dora の飼育を通じて、初めてのインドサイ飼育に必要な技術を学び、メスを迎える準備を整えた。
タロンガ動物園は野生のサイの保護支援をしていて、インドのカジランガ国立公園の密猟防止のために機材を提供したり、シロサイとクロサイを以前から飼育しているのでベテラン飼育員がIUCNのサイ専門家会議に招かれたり、サイの保全について国際的な活動実績を積んでいる。
2009.07.10
米国 Los Angels から当時4才のメスのインドサイ、Amala がWestern Plains Zoo (Taronga Zoo DUbbo) に来園。
Amala : 2006.01.18. Oklahoma Zoo 生
2008.10.30. Los Angels に移動
2012年
Dora 13才、Amala 6 才となったので、同居の準備を開始。
数ヶ月間フェンス越しの対面をさせた後、2頭を会わせたところ緊張状態が続いたが、2年後には徹夜の監視をしながら3日がかりの同居を続けることもあった。
2014年7月
Amala の妊娠を確認。
2015.10.25
オーストラリア初のインドサイ誕生!
オスの子はRajah と名付けられた。
Amala と第1子のRajah
2017.09.23
Rajah は、破傷風の厳しい症状となり安楽死の判断。
2021.10.27
第2子のオスが誕生。
Hari と名付けられ、成長中。
Amala と第2子 Hari。
(C)Taronga Zoo DUBBO
Dora 、Amela そして Hari にはずっと元気にいてもらいたい。
今後、子どもが増えることも期待できそう。
ドラの移動後 2003年に誕生した弟のセラは、現在も東山で母ニルギリと隣り合わせに暮らしている。国内のインドサイのメスはニルギリ以外に2頭しかいないので、セラの繁殖相手の見通しは厳しい。
動画:Western plains Zooのドラの前での解説動画:
参照記事:
What does it take to make a baby Rhino?
https://taronga.org.au/news/2018-07-11/what-does-it-take-make-baby-rhino
It was commissioned in 2003 and Taronga Western Plains Zoo received a male rhino from Nagoya Higashiyama Zoo in Japan. The male’s arrival gave the keepers an opportunity to fine tune husbandry techniques for this species and prepare for the day that a female would arrive. Our male rhino has the unlikely name of Dora, meaning “Dragon” in Japanese, and he weighed about 900 kilograms.