1月12日、インドのアッサム州動物園で

僅か1才半のインドサイのメスのShantiが、

2才のオスのインドサイGaobura

マウントされ、背骨の骨折と多数の斑状出血

という重傷を負い、翌日に死亡。


参照記事 :




当時、この動物園ではこの2頭に加えて

もう1頭のメスも同じ放飼場に放されていた。


3頭は共に、インドのボカカット Bokakhat

野生動物リハビリ保護センターで一緒に

人工哺育で育てられ、昨年この動物園に

移動している。


事件のときは、Shanti が苦しそうに倒れている

というガードマンの通報で飼育担当者が

駆け付けたという。


担当者によると、

「今までこうした事は起こらなかったので

3頭を別々にすることは考えなかったが、

今後のリスクを考え事件後はすぐに

オスのGaobura を、メスと分離させた」

という。


密猟か洪水か何らかの原因で母親を失い、

野生動物保護センターで人工哺育により大切に

育てられたサイの子がこんな悲惨な結末で、

命を奪われたのは悔しい。


サイの孤児施設でサイの赤ちゃん達は

オスとメスが一緒に育てられているが、

オスのサイは2才を過ぎたらかなり大きい。


1才半のメスと2才のオスでは、もし3才に

近かったら尚更だがかなりの体格差が

あると思われる。


力の差も大きいのに、1才半のメスの子サイは

負われて本当に怖かったと思う。そして、

背骨が折れる程の重さでマウントされたら

想像できないような痛みのはずだ。


野生のサイの交尾ではメスが負傷したり

死亡することがあることは知られており、

インドサイやシロサイの飼育経験がある

アッサム動物園でどうしてこうした事態を

予測できなかったのか?


サイの子は野生では3才くらいまで

母親に守られて暮らしているのでこんな目に

合うことはない。動物園での避けられた事故の

犠牲となった小さな メスのインドサイ、

Shanti の短い命が悲しい。


参照記事より一部原文引用 :

Gaobura, the two-year-old male rhino, seriously injured Shanti, the one-and-half-year old female rhino, during a mating attempt on Friday. Shanti was left with backbone injury, including several bruises on her body. She succumbed to injuries on Saturday.


多摩動物公園では夕方4時過ぎ、
室内に戻ったインドサイの食事の光景を
とても近くで見ることができとができる。

準備されている「夕食!」
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3頭分の3つのバケツ。
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ナラヤニ♀が飼育員さんに声をかけられ
室内に戻る。
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一直線に夕食に向かうのではなく
大回りして夕食の前に。
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最初に食べるのは青草、
新鮮で美味しそう。

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「おいしいわよ!」
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次は食パン。
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次は野菜。
人参はずいぶん小さくカットされている。
切る手間が大変そうだけれど、丸かじりは
しないのかな?
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最後は干し草。
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ナラヤニさんの美しい足!
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インドサイ達が夕食を食べているとき、
飼育員さんは放飼場のお掃除。
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そして、サイたちが食べたの結果の
大量の大きなフンが回収される。

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3頭のインドサイが健康に暮らせるように
忙しく仕事をしてくれる飼育員さんに感謝!


11月15日からナラヤニの発情に合わせ
ペアリングのためにインドサイの
ナラヤニ♀とター♂が同居。

今年の9月からター(♂21)が、
ビクラム(♂16)に代わって
ナラヤニ(♀16)の繁殖相手となった。

ブログ内関連記事 :
「また裏庭に戻ったインドサイ・ビクラム♂ @多摩動物公園 」
http://sainomimy.exblog.jp/26226441/
2017.11.17

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今日は同居3日目で2頭ともに落ち着いている。
初日は激しい応戦があったそうだ。
手前ター、奥ナラヤニ。
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ナラヤニ♀が、ター♂に近づく。
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お互い少し反応を示していたが・・・
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ターが後退。
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ターはナラヤニに背を向けて、
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立ち去って行った。
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ナラヤニはプールへ。
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ターは広い放飼場をぐるっと回って、
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裏側の中庭に向かう様子。
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ターはナラヤニを避けるように中庭に消えた。
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私達からは見えない位置にある
中庭はこういう風になっている。
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ナラヤニの発情は2か月周期ということで
次の同居は来年1月中旬かと予想される。

ネパール生まれの野生由来のインドサイの
オスとメスを飼育している多摩動物園での
繁殖は日本の動物園のインドサイの血統を
考える上で大変貴重なので繁殖が強く期待され、
ペアリングの試みが続けられているが、
なかなか難しいようだ。


多摩動物公園のインドサイは、
オスが2頭とメスが1頭。

ター ♂21才
1996.11.20 スイスのバーゼル動物園生まれ。
1998.10.08 多摩動物公園へ

ビクラム ♂推定16才 
推定12ヶ月で2002.03.28 ネパールから多摩動物公園へ。

ナラヤニ ♀推定16才 
推定6ヶ月で2002.03.28 ネパールから多摩動物公園へ。


日本に来た当時の幼少のときの3頭の写真 ↓

ネパールのチトワン国立公園で子どものときに
保護された野生由来のビクラムとナラヤニは
日本国内のインドサイの血統のなかで
非常に貴重なので繁殖が期待される。

しかし、3頭が繁殖可能年齢に達して以来、
繁殖を目指しているが実現していない。


そのため、メスのナラヤニに対してどちらのオスとの
組み合わせがよいのか試行錯誤を重ねている。

ブログ内過去関連記事 :
「インドサイ同居中」
http://sainomimy.exblog.jp/22470865/
2014.09.21



2013年まではター、2013年5月からはビクラムを
ナラヤニの繁殖相手としていたが、再びターを相手としての
繁殖の試みが始められることになった。

それで今年9月にビクラムが裏手の狭い放飼場に戻された。

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この放飼場は、地面をサイの足に
「優しい」柔らかいウッドチップに交換された。
以前は水はけがよくなくて大きな水たまりが
たくさんできていたがそれも解消され
衛生面でも改善されたようである。
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ここのようにインドサイが3頭いても
繁殖は難しいのだから、オスとメスの2頭だけで
これまで3頭も繁殖ができた金沢動物園の場合は
相性がよくて本当にラッキーだったのだろう。

ナラヤニとのペアリングのための同居を
私が見た数少ない機会では、ビクラムもターも
今ひとつ積極性が足りないような感じ。


久しぶりのターとナラヤニの行く末は
コウノトリの采配次第!


日本にいる9頭のインドサイで
野生由来なのはナラヤニとビクラムだけ。
15年前にネパールから東京に来てくれて
ありがとう!