2月16日、金沢動物園のクロサイのフウカちゃんが死亡。
2011年4月25日の誕生直後に瀕死の重傷を負ったけれど、
その夏には私たちの前に愛らしく元気な姿を見せてくれた。
1才の誕生日には、広い放飼場を楽しそうに走っていた。
2012年の夏には、人口哺育のためにずっと離れていたお母さんと一緒に
放飼場に出てきて、緊張気味ながらも角を付き合わせてみたりする姿は
微笑ましく、これからの母娘の絆に希望を感じさせてくれた。
そして、9月には、人工哺育のミルクも卒業。
体重もほぼ500kg になり、たくましく成長していた。
まさか、これが、フウカちゃんに出会える最後の機会になるとは
思ってもみなかった。
10月から起立できなくなり非展示となったが、
以来、園の飼育ブログを通して、
フウカちゃんと動物園の方々が、快復を願って、
本当に全力でその原因不明の重篤な症状と
闘っている様子が私たちにも伝えられた。
深刻な事態でありながらも、時にユーモアを交えた
それらの記事を読む皆が、心から応援せずにはいられなかったと思う。
そして、2月16日。
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